銅之薬缶。
やかんはそうそう潰れないものだと思う。
火にかけっぱで空焚きになって、あぁ、もうどうにもしようがないな…と諦めるくらいしか、今のところは思いつかない。
だから、やかんを買うときにはそれはそれは吟味して、やっと、これだと思っても、その値段に躊躇して、なかなか手にできなかったのだ。
でも、手に入れてみたら、あまりにもピカピカで私にはあまりにも分不相応に感じたから、一刻も早く年季を感じる風情にしようと頑張った。
私の頑張りは拭かないこと。
ただ、それだけ。
やかんの口から出続ける湯気にさえ、うっとりする。
拭きもしない、磨くなんてもってのほかだけれど、私の方法で末長く大事にする。
銅之薬缶:東屋
庄谷のクッキー。
さくさく、ほろほろ。
この言葉が本当にピッタリ。
数年前に頂き物で口にした時から大好きなクッキー。
大阪に帰ったら食べたいもの、また一つ制覇。
あー、幸せ。
急ぎの帰阪、焦がれの餅。
急な用があって、約1年半ぶりに大阪に帰った。
久しぶりの大阪は変わったところもあったが、すんなりと溶け込む自分がいて、やはり、故郷なのだなと思う。
夫と2人で、大阪に帰ったなら食べたいと言い続けた和菓子屋に早速自転車を走らせた。
やっぱり美味しい。
ここの団子と餅は滑らかで優しい。