蕎麦に舌鼓。
暑い日差しの中、自転車のペダルに足を乗せる。
一漕ぎで軽やかに進む自転車での遠出はとても楽しいものだ。
だから、幾分離れた場所でも時間をかけて、自転車を漕ぐ。
そして、目的地に着いたら、お腹が空く。
身体は正直だから、できるだけ早く何かをお腹におさめないといけない。
だから、食事処は出かける前に調べておき、漠然と決めておく。
食べたいものがない場所に行く時には簡単な弁当やサンドイッチを作って持っていく。
日曜日は深大寺に蕎麦を食べにやってきた。
夫は田舎太打ち、私はゴマ。
暑い日差しを遮ってくれる木々のおかげで、外に設えられた席でも十分に涼しい。
サッと注文し、ササっと出てきた蕎麦を口にする。
香ばしく甘いゴマだれがあっさりとした蕎麦にボリュームを加えてくれる。
あぁ、美味しい。
蕎麦を噛むのは邪道なのかもしれないが、関西生まれの私にとって、シャキシャキした蕎麦の噛み応えはやはりここは東京なのだと感じさせてくれる。
白く濁った蕎麦湯をとろりと蕎麦猪口に注ぎ、チビチビと飲み干すと、やっとお腹が満たされた。
木陰を散策して、蕎麦に舌鼓を打ち、お参りをしたら、サッと帰る。
また、良い週末を送れたなぁ。